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個人事業で帳簿を作ってなかったら?

       無申告・期限後申告  

こんにちは、札幌の税理士よっしーこと吉田です。

よっしーってどんな人?って興味が湧いたら是非プロフィールをご覧ください^^

札幌の税理士吉田匡の自己紹介

夏から秋にかけて税務調査が多い時期になります。

税務調査の現場で必ず確認されるのが「総勘定元帳」です。

総勘定元帳には、例えば、

・〇月〇日に○○さんから通帳に売上金が入ってきた。

・〇月〇日に○○さんに現金で仕入れ代金を支払った。

という情報が細かく書かれています。

決算書に「売上高1,000万円」って書かれていても、その1,000万円の中身を詳細に記録しなければなりません。

その詳細な中身が「総勘定元帳」なのです。

じゃあ、総勘定元帳を作っていなかったら?

というお話をします。(会社ではありえないんですけどね)

便宜上このブログでは「総勘定元帳=帳簿」と書かせていただきます。

税務調査に入られたけど帳簿がない!

まず税務調査官はビビります。

「えっ?帳簿つけてないんですか・・・?」って。

青色申告するということは帳簿が必ずあります。

なので、帳簿が無い時点で原則的には・・・

青色申告取り消し!

です。残念ながら。試合開始早々、痛恨の一撃です。

青色申告が取り消しとなると、

・65万円の控除がとれない

→コレが一番大きい。最低税率で所得税と住民税で約10万円、国保の所得割も加えると約16万円発生します。

・専従者(奥様などの家族従業員)の給与が取れない。

→給与の代わりに白色申告の事業専従者控除(配偶者なら86万円、配偶者以外なら50万円)になります。

コレかなり痛いんですよね。

実務的には税務署の温情で青色申告取り消しにならず、特別控除が65万円から10万円になるケースもあります。

帳簿がないときの課税方法は?

帳簿が無い時は、申告書に書かれている数字が正しいかどうかわかるものがないので、領収書などを集計します。

税務署でも集計してくれるとは思いますが、あまり時間をかけられないのが現状です。

「こういう経費ありますか?」とか聞いてくれる調査官は少ないかも知れませんし、家事関連支出に近いものに関しては、1枚ずつ領収書は確認しない場合があります。

税理士なら人によって差はあると思いますが、提出された領収書で家事関連っぽいのがあったら、勝手には省かないでお客さんの確認はとります。

そして、税務署に集計してもらったら、その結果を見て、「はい。わかりました。」と言うしかありません。

事前に帳簿作っておくのが一番いいですね。(って当たり前か)

調査当日までに帳簿を作ったらダメ?

前提として、「確定申告書の提出期限までに青色申告の要件を満たした帳簿を作って、税務署に申告する。」というのが青色申告の条件です。

申告書以外の帳簿関係は申告するときには提出義務は無いので、悪いコトですけど後から作れそうですね。

仮に後で作ったとして、各勘定科目の金額を決算書ピッタリに合わせるのって、至難のワザです。

なので、現実的には無理だと思います。

帳簿を作ってなくても青色申告できる?

実は、帳簿が無くても税務署に青色申告決算書を提出することはできます。

繰り返しになりますが、申告書を提出する時点では、税務署は帳簿を確認しないのです。

つまり、青色申告自体は申告書を期限内に提出すれば「受理はされる」ということになります。

ただ、青色申告決算書は提出できるけど、帳簿がないので青色申告の要件は満たさないので、税務調査が入ると「帳簿作成されてないですね・・・」と言われるのがオチです。

なので、帳簿の作成がされてなければ、白色申告で出しましょう。

※白色申告でも一定の帳簿を備え付けなければいけません。

また、今は会計ソフトでも簡単に帳簿は作れるようですが、ある程度の知識がないと、ボロボロの帳簿になって青色申告の要件を満たさないこともあります。

帳簿作成に自信がなければ、白色申告するか税理士に頼んだ方が確実ですね。

過去の帳簿を正したいということであれば、親身にご対応いたしますので、是非お問い合わせください^^

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